KIZASI【公式オンラインストア】

2023/04/04 12:00


~京都の伝統技術「京黒染め」を通して、古着の染め替えを身近に


■チケット制の"染め替え"サービスの概要


NEO VINTAGE PROJECTとは、「100年先まで着続けられるような」ヴィンテージの新しい形、"Neo vintage" な取り組みとして、洋服の染め替えチケット(通称 SUSTAINABLE TICKET)を配布し、幅広い世代に黒染め文化を知ってもらい利用していただくことを目的としたプロジェクトです。


昔購入した思い入れのあるお洋服や捨てられずにしまってある色柄物の古着、色褪せやシミ、黄ばみが目立つお洋服などを黒に染め替え「もう一度愛着を持って着続ける」ことを提案します。


チケットはサイトからダウンロードすることで複製が可能。何度でも使用することができ、洋服を送る際にチケットをプリントアウトして同梱すると、馬場染工業株の職人よりご厚意で様々なおたのしみ特典を受けることができます。


詳しくは 兆-KIZASI- MADE WITH JAPAN オフィシャルサイト TICKETページまたはこちらから。



実際にイベント会場で配布したショップカード兼染め替えチケット(※サンプル)



黒染めとは


約300年前に確立された黒染めは元々「黒紋付」に施され、江戸時代の武士の間で護身用や日常着として愛用されていました。明治以降は女性の喪服や国民の礼服に施され、現在では黒紋付に限らず洋服の染め直しや染め替え、アニメの公式グッズなどにも黒染めが施されるようになり、時代に合わせ進化・伝承され続けています。

馬場染工業が約150年で培った「京黒染め」の技術を活かしながら施す染めは、「秀明黒(しゅうめいぐろ)」と呼ばれ、黒よりも黒い色が特徴です。


五代目黒染師である馬場麻紀さんは、元テキスタイルデザイナー。女性視点の独自の染め方や細やかなアフターフォローなど、彼女のテキスタイルデザイナーとしての経験が現在の黒染めに生きてきています。



染め替え作業風景



染料は大手百貨店の厳しい基準をクリアした環境負荷の低い染料を使用。京黒染めは高い堅牢度で色落ちしづらく、黄ばみや変色などを気にせず長く着られる為、サステイナブル(持続可能)な染色方法です。

染め替えのできる素材は主に天然繊維の洋服や小物。その他には天然素材を原料とする再生繊維のキュプラやレーヨンなども染め替えが可能です。(ポリエステルやポリウレタンなどの化学繊維は染まらないので要確認)


黒染めの様子はこちらから

https://youtu.be/u1XXQpBbWqQ



黒染めサービス料金表(一部)



(画像:馬場染工業株式会社 京の黒染屋ホームページより)

https://www.black-silk.com/contents/category/somenaoshi/




ご注文からお届けのおおまかな流れ(特典をお受けになる場合)


チケットを印刷、必要事項を記入

お申し込みフォームのリンクまたはQRコードにアクセスし、お申し込み内容を送信

お洋服と一緒にチケットを同梱し、馬場染工業株式会社宛に発送

お洋服の到着 / 到着のご連絡(担当:吉平)

馬場染工業株式会社 馬場よりご連絡・ご相談

染め、自然乾燥・陰干し

検品(お洋服の仕上がりに五代目が納得できない場合、ご相談のご連絡をさせて頂きます)

ボタン付け、プレス出し(プレスご希望の場合)などご希望に沿った段階に進みます

全てが仕上がりましたら染めたお洋服の写真撮影を行います

検品(お洋服の仕上がりに五代目が納得できない場合、ご相談のご連絡をさせて頂きます)

ご返送のご連絡(担当:吉井)

馬場染工業株式会社より返送






京黒染めイメージ(左側:染め替え前 右側:染め替え後)




デザイナーからのメッセージ


「京黒染めは明治から続く伝統技術でありながら、現在は京都に2〜3工房しか残っておらず、技術を持つ職人さんも極少数です。無くなりつつある日本の文化と言っても過言ではありません。

伝統技術を継承し続けるためにも、より多くの人に黒染めという文化を知っていただき活用いただきたいと思っています。


今ある服を大切にし長く着ることが、最も簡単で今日からできるエシカルファッションだと思います。安く買い、着なくなれば捨てるという服の消費の在り方を考えるきっかけになれればと思います。


ご自身の洋服を黒染めでアップデートし、新たな付加価値を是非体験してみてください。」



左:代表・デザイナーである藍沢 兆  右:五代目 黒染師 馬場麻紀さん




■「兆-KIZASI- MADE WITH JAPAN」について

京都にある明治3年創業「京の黒染屋」馬場染工業株式会社協力のもと、アーティストとしても活動する藍沢 兆が立ち上げました。


様々な社会問題や環境問題に対して、音楽やアートなどのエンターテインメント、そしてファッションを通してアクションを起こしていくエシカルファッションブランド。

ブランド名の由来でもある【兆し/KIZASI】には「物事が起ころうとする気配。兆候。」という意味があり、「前兆」や「予兆」といった、何かが起こる前触れに使われることが多い言葉です。このブランド名には人や動物、地球の為に「より良い未来への"兆し"となるように」という願いが込められています。


ブランドのオリジナルアイテムはエシカルな生産背景にこだわり、独自の認証を受けたオーガニックコットンによるフェアなパートナーシップにより「支援でなく公正な貿易・取引」で海外の生産地を支えています。また、生地以外の生産では数少ない日本の工場と連携し、パターンメイキング・縫製・染め・プリント・検品などの製造工程を全て日本で行っています。

大きな特徴の一つであるブラックカラーは明治初期から続く京都の伝統技術を使った「京黒染め」。日本の伝統技術を後世に残すこと、そして日本だけでなく海外にも誇れる伝統にする為に日本の伝統文化を積極的に取り入れています。

海外の貿易を日本のものづくりが支える「MADE "WITH" JAPAN」なブランドです。


黒染めを施したブランドのオリジナルアイテムは、公式オンラインストアにて展開中。




兆-KIZASI- MADE WITH JAPAN


オフィシャルサイト: https://www.kizasi-made-with-japan.com

公式オンラインストア: https://kizasi.theshop.jp


Twitter: https://twitter.com/kizasi_m_w_j

Instagram: https://www.instagram.com/kizasi_made_with_japan

YouTube: https://youtube.com/@kizasi-made-with-japan



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